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数多くの貴重書などをそろえ、学内外から高い評価を得ている本学の図書館。
最新の全国大学ランキング(2005年度版)では、堂々の9位に輝いた。
この素晴らしい図書館を大いに活用しようと、
高田信敬図書館長を囲み、 新入生や新設の学習アドバイザーに選ばれた
大学院生らが、熱い思いを語り合った。

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高田信敬 図書館長
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高田 本学の図書館は全国600以上の大学を対象にした今回の大学ランキングでもトップテンに入り、非常に高い水準にあります。鶴大が全国に誇るこの図書館を、どのように利用しているのか。そのあたりからお話を伺いましょう。
大沢 僕は毎日利用しています。本が大好きですから。授業の合間に、空き時間が1時間くらいあると必ず図書館へ行き、書架をのぞいて面白そうな本を探したり、地下の視聴覚スペースでDVDを見たりしています。それにしても本の種類が多い。もう、びっくりです。
高田 本だけでも66万冊以上。ほかに雑誌類や映像資料も豊富だし、驚くのも無理はないですよ。
大学院生の小林君は、どのように利用していますか。
小林 今はいろいろ調べものをするので、頻繁に図書館を使っています。学部時代は、卒論を書く時によく利用しました。
高田 太田さんは? 鶴大に在籍して10年。図書館利用の大ベテランじゃないですか。
太田 学生時代は試験前に使う程度でしたが、大学院に進んでからは、頻繁に利用するようになりました。研究のために、論文をたくさん読まないといけませんから。
高田 自然科学系の論文閲覧だと、よく見るのは電子ジャーナルですか。
太田 はい。パソコンで検索して、無いものは職員の方に頼んで取り寄せてもらっています。
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小林大悟さん
学習アドバイザー
大学院文学研究科
英米文学専攻
博士前期課程1年
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わが国有数の
貴重書のコレクション
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石和舞子さん
短期大学部
保育科1年
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高田 大沢君は本の多さにびっくりしたそうですが、石和さんはいかがですか?
石和 オリエンテーションの時に見たのですが、絵本がたくさんありますよね。あれには驚きました。高田 それは多分、ふつうの絵本でしょう。でも、実はもっとすごい物があるのです。イソップ、シンデレラ、ロビンソンクルーソー、ガリバー旅行記など、ヨーロッパの貴重な絵本がいっぱいある。絵本のコレクションとしては、わが国でも有数のものです。
大沢 他にはどのような貴重書があるんですか。
高田 日本文学と英米文学、それに歯学関係。この3つの領域を柱に、多くの貴重書があります。
例えば、日文では源氏物語や和歌を中心にした古典の名作、近代小説の初版本や作家の自筆原稿など。英米文学では、シェイクスピアやジョン・ミルトン、ワーズワース、テニソンといった著名作家たちの貴重本など。特にテニソンは貴重な資料がいっぱいあって、わざわざ本場のイギリスへ行かなくても、相当の研究ができるほどです。
また歯学関係では、古い時代の歯に関する貴重な文献がたくさんそろっています。それと変わったところでは、本学と関係が深い道元の自筆資料や楔形文字が記された紀元前の粘土板なども。古筆切のコレクションも100点ほどあります。大学図書館で、これだけ多数の古筆切を集めているのは、鶴大くらいのものでしょう。
長谷川 貴重書だけでも1万点以上。まさに鶴大のお宝です。
高田 実は、この貴重書は図書館の評価項目に入っていないんです。これを入れたら、大学ランキングはもっと上がることでしょう。これらの貴重書を目当てに、第一線の研究者たちが国内はもとより、海外からもやってきます。
石和 貴重書は、だれでも自由に見られるのですか。
高田 貴重書は研究用のものなので研究者、つまり先生たちしか閲覧できない。逆に言えば、先生と一緒なら学生でも利用が可能です。ですから、
石和さんが貴重書のシンデレラの絵本を見たいと思ったら、親しい先生にお願いして付き添ってもらえばいいわけです。
長谷川 ほかに準貴重書というものがあり、こちらは館内であれば、学生だけでも閲覧可能です。ただし、貸し出しは行っていません。

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長谷川豊祐さん
図書館職員
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創立80周年を祝い
秋に大規模な貴重書の展示会も
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大沢悠一さん
文学部
ドキュメンテーション
学科1年
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高田 貴重書の書庫は、温度、湿度が常に一定に保たれ、室内環境は快適そのもの。もしかしたら人間より大事にされているかもしれません(笑)。
今年は学園の創立80周年を記念して、10月に例年より規模の大きい貴重書の展示会を催して、多くのみなさんに「鶴大のお宝」を見ていただく予定です。
大沢 それは楽しみですね。僕も絶対見ます。
高田 さて、図書館の利用に当たって、自分なりに工夫をしていることはありますか。
太田 私はオーソドックスな利用しかしていません。
高田 本好き人間の大沢君は?
大沢 僕の場合は、書架の間を自由に歩き回って、読みたい本を探すのが大好きなんです。特にジャンルは決めず、まず背表紙を見て、タイトルが気に入ったらパラパラめくって前書きを読む。それで面白かったら、「よし、この本を読もう」。ただ、それだけです(笑)。
高田 パソコンで検索が主流の時代に、ずいぶん古風な利用法ですね(笑)。でも、そういうやり方って、私も好きですよ。
これは裏技というほどでもないことですが、自分の専門外の書架を見るといい。面白いですよ。中身はともかく、本の題名や著者名を覚えておくだけで、後できっと役立ちます。知識が広がって他人よりも輝いて見える存在になれます。ぜひ試してみて下さい。
また、学生なら、すぐに誰かに相談するのではなく、時には意地や見栄をはって、何でも知ってる顔をすることも大事です。でも、その後で慌てて図書館で調べまくる(笑)。

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学生の図書館利用を支援
新設の学習アドバイザー
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長谷川 ところで、学生の図書館利用を手助けするため、本年度から新たに「学習アドバイザー」の制度を設けました。まだご存知の方も少ないでしょうから、館長よりご説明をお願い致します。
高田 例えば図書館で調べものをしようと思っても、どんな本を読めばいいのか分からない。そんな時に親身に相談に乗ってくれるのが、この学習アドバイザーです。
先輩なら学生たちも気軽に相談できるだろうと、大学院の各専攻の4人に学習アドバイザーを委嘱しました。ここにいる小林君もその一人です。学習アドバイザーは“迷える子羊(学生)”をサポートし、先生と学生の間を埋める大切な役割も担いますから、ぜひ積極的に利用して下さい。
石和 常時、図書館にいて相談に乗ってくれるんですか。
長谷川 当面は4人が交代で週1回ずつ。午前か午後の半日だけ、図書館に詰めてもらいます。
小林 どんな質問や相談にも応えられるよう、一生懸命勉強して、精一杯サービスに努めますので、よろしくお願いします。
高田 いろいろな疑問を持った学生たちの相談相手になり、図書や資料を一緒に調べることは、学習アドバイザーにとっても絶対にプラスになるはず。ぜひ頑張って下さい。
最後に図書館に対して、要望などはありませんか。
太田 利用時間をもっと長くして欲しいですね。調べたい資料がいろいろある時に、閉館が午後8時では時間が足りなくて、ちょっとつらいです。
大沢 利用時間の延長に加えて持参のノート型パソコンを、もっと自由に使えるよう、接続端子を増やすなど環境整備をしていただけると、ありがたいです。
高田 なるほど。検討させて下さい。
図書館は学生が活用することで、さらに良くなるものです。案外知られていないことですが、鶴大の図書館には貴重書だけでなく、漫画や料理、旅行、趣味などアミューズメントの要素もいっぱい隠れています。また経済関係の書架には、お堅い経済学書に混じって、古銭の本があったりする。
このように書架には知の宝物がぎっしり詰まっています。トップテンの素晴らしい図書館にどんどん足を運び、書架の間を散歩するつもりで、いろいろな本を手にとって見て下さい。
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大田増美さん
大学院歯学研究科4年
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