入学から早1ヵ月。新入生は大学生活に少しずつ慣れたとはいえ、
まだまだわからないことも多いだろう。
授業のこと、課外活動のこと、アルバイトや友だち作りなど
学生生活全般に関する不安も少なくないだろう。
そこで今回は新入生3人から先輩たち3人に
大学についての疑問点や不安な点をぶつけてもらった。
先輩たちの的確なアドバイスをみなさんも参考にしよう。

 

     
 

高校とは違う大学の授業にどう取り組むか

 
大蔵眞太郎さん 
(歯3) 

――大学生としての生活が始まりましたが、1年生のみなさんは大学生活でわからないこと、困ったことなどはありませんか。
藤巻 授業への心構えとか勉強の仕方で高校とどんなところが違いますか?
下澤 先生にもいろいろな方がいらっしゃり、要点だけしか板書をせず、あとは口頭で説明するという先生もおられます。ですから、重要だと思ったことは黒板に書いていなくてもとにかくノートに書きましょう。授業でわからないことがあったら、友だち同士で確認しあったり、それでもわからなければ先生に質問に行きましょう。きちんと教えてくださいます。
藤巻 身体表現の授業で先生が先輩の作ったノートを見せてくださったのですが、ものすごくきれいで。私にはとても無理だと思ってしまいました。
下澤 そんなことはないですよ。先輩のノートを見せていただいたのなら、それをお手本にすればきっとできますよ。実際に保育の仕事に就いたときにも使いますから、ノートはしっかり作りましょう。
元井 歯学科は留年も少なくないと聞いたことがあります。自分は大丈夫か、今から心配です。
大蔵 歯学科は歯科医師としての技能を身につけるところですから、その技能を身につけられなければ、当然、進級できません。先輩方に話を聞くと、2年生から3年生に進級する時が一番大変だったと言う人が多かったです。でも、普通にきちんと勉強していれば心配は要らないと思いますよ。
笹谷 僕はいまだに親しい友だちができないんですが、どうすれば友だちができますか。
渡部 一番いいのは課外活動(部活動)に参加することだと思いますが、新入生を対象に行われる新入生本山一泊参禅会は友だちを作るいい機会だと思います。
大蔵 大学生活の一番の思い出は一泊参禅会だって言う先輩も多いですよ。ここで必ず友だちができるはずです。歯学科は、湘南国際村での合宿があるので、ここでも仲よくなれると思います。
元井 そうですね。今年の湘南国際村での合宿はもう終わりましたが、友だちが増えたのと同時に、歯科医療に携わる上での心構えを学ぶことができました。
大蔵 歯学科は授業がすべてクラス単位なので、比較的仲よくなりやすい環境にありますね。
元井 奨学金などの制度はどうなっているのでしょうか。
渡部 日本学生支援機構の奨学金のほかに、学業・人物ともに優秀な人が対象となる大学独自の奨学金や、総持学園大本山總持寺奨学生制度があります。また、地方公共団体や民間育英事業団体等では、大学経由で募集しているものもありますから、学生課に相談してみるといいと思います。

 
     
 

勉強・課外活動・アルバイトなど
上手に時間をやりくりするためのアドバイス

 
 

元井 大学生活って時間の使い方が難しいですよね。歯学科は授業のコマ数も多いですし、勉強と課外活動とアルバイトなどの時間のやりくりをどのように上手にやればいいでしょうか。
大蔵 やはり大学は学業が第一。でも、勉強だけが大学生活ではないのも事実です。私は弓道部に入っていますし、アルバイトも週に一日ですがやっています。クラブによって違うと思いますが、弓道部では試験前一週間は活動も休みになりますから、勉強する時間はしっかり取れますし、アルバイトも時間的に負担にならないものを選べば大丈夫です。
下澤 私は授業の空き時間を勉強のための時間に使いました。宿題や予習復習は空き時間に学校で済ませてしまうようにしました。学科や人によって空き時間は変わってきますが、ちょっとした時間を有効に使おうと思うだけでかなり違うと思います。私は毎日ほとんど5限まで授業があって、終わるとすぐに部活動に行くので、アルバイトは土日だけしかできません。休日に友だちと会う時間などは少ないですが、うまく時間をやりくりしています。
笹谷 アルバイトってどうやって見つけるんですか?
渡部 情報誌などを参考にして自分で探してもいいですし、大学内のアルバイトや学外の図書館、幼稚園、保育園等からの求人に関しては学生課に行けば紹介してくれます。大学のホームページから「鶴見大学アルバイト紹介システム」にアクセスして探すこともできます。

 

 

 元井美里さん
 (歯1)

   
     
     
 

図書館は勉強にも調べものにも欠かせない場所

 

 

 

藤巻綾花さん 
(育1) 

藤巻 鶴見大学の中でお勧めの場所はありますか。
渡部 やはり図書館でしょう。全国6位の評価をいただいている図書館ですからね。自習するにも、調べものをするにも、グループ学習をするにも最適です。
元井 図書館ってみなさんそんなに行くものなんですか。
笹谷 高校時代、学校の図書室って3年間で4、5回しか行かなかったですよ。
大蔵 高校の図書室って、読み物を貸し出す場所っていうイメージですよね。大学の図書館は専門書が揃っていて、わからないことを調べる場所です。レポートなどの課題が出されたら、図書館の資料なしには書けません。調べたいことが必ず見つかるのが鶴見大学の図書館です。
下澤 保育科はグループで課題に取り組むことも多いので、図書館はよく使いますね。あと、穴場という意味では、授業がない空き教室は静かで勉強しやすいですよ。1号館の2階は教室が二つしかないので、空いていればとても静かです。
笹谷 課外活動にしても、友だち作りにしても、大学って自分から動かないとなかなか前に進まないんだなって思うんですが、実際にそうなんでしょうか。
渡部 受け身でもそれなりの大学生活を送れて、それなりに卒業できてしまうのでしょうが、それではつまらないですし、自分も成長できませんよね。自分の意思で動いたり、自分でこれをやってみようって思う気持ちを芽生えさせるのも大学の勉強のうちというか、大学の役割の一つなんじゃないかなって僕は思います。

 
     
 

実習のこと、卒論のこと
どんなふうに取り組むのかいまから心配

 
 

――それぞれの学部の先輩がいますから、学部に関する具体的な質問はありますか
藤巻 身体表現の授業で、子どもたちのための踊りを習ったりするのですが、照れもあってなかなかうまく踊れません。また、まだ先になりますが、幼稚園実習に臨む際に気をつけることなどはありますか。
下澤 踊りの基本は自分が楽しむこと。自分が本気で楽しめなければ、子どもを楽しませることはできません。踊りはオーバーアクションかなと思うくらいがちょうどいいでしょう。笑顔も忘れずに。実習では、私は常に手帳を片手に持って、気づいたことはいつでもメモするようにしていたのですが、それではダメだと幼稚園の先生に注意されました。メモを取るという受け身ではダメで、子どもたちや先生をしっかり観察して、次に自分が何をすべきかを自分で考えて行動に移しなさいと言われました。メモはあとでもできますが、子どもたちにしてあげるべきことの中には、そのときしかできないこともありますからね。
元井 実習と言えば、歯学科には人体の解剖実習があるんですよね。
大蔵 2年生の後期に実際に人体を解剖する解剖学実習があります。最初は怖がって近づけない人も多いですが、大事な勉強の一つですし、献体に誠意を尽くすこと、歯科医療発展のために役立っていただくことは供養にもつながることです。怖がっていた人も慣れてくると積極的になる人も多いので、心配ないでしょう。
笹谷 文学部の人は卒業論文とか就職はいつごろから意識されるんですか。
渡部 日本文学科と英語英米文学科は4年生から、文化財学科とドキュメンテーション学科は3年生の後期からゼミが始まります。ゼミは卒業論文の準備みたいなものですから、ゼミが始まると当然、意識することになるでしょう。ただ、ゼミを選択する段階で、その先にある卒業論文を見据えて選ぶわけですから、実際には自分が入りたいゼミを探すときに意識することになるでしょう。就職に関しては人それぞれですが、就職活動という形で動き出すのは、3年生になってからですね。
笹谷 歯学部や短期大学部の人はすでになりたい職業が決まっていて、それに向かって突き進んでいるわけですよね。正直、自分がどんな職業につきたいか、まったくわからないんです。こんなことで大丈夫かなって思うんですが。
渡部 それは問題ないでしょう。あせる必要はないと思いますよ。むしろ、自分の可能性をじっくり吟味できる期間をもらえるのは文学部の特権です。4年間かけてしっかり見つけられればいいのではないでしょうか。内定をもらった先輩方による学生就職サポーターもいますから、気軽に相談してみるのもいいかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 渡辺翔太さん
 (財4)

     
 

大学生活を彩る課外活動
いまからでも遅くないのでぜひ入ろう

 
 

渡部 みなさん、課外活動には入られましたか。
元井 私は硬式野球部に入りました。
笹谷 野球をなさるんですか。
元井 (笑)マネージャーです。
藤巻 私は基礎体力増進会に入りました。
笹谷 僕はボーリング部に入ろうと思っていたのですが、なくなってしまっていて。時期的にちょっと遅くなってしまったこともあって、これから選びなおすのは難しいのかなとも思っています。
渡部 そんなことはないですよ。部にもよりますが、私がユースホステルクラブに入ったのは1年生の夏ですから、時期が遅いということはありません。先ほど、なかなか友だちができないということでしたが、それならなおさら入るべきですよ。高校の部活動は授業の一環に近かったかもしれませんが、大学の課外活動は基本的に自由。やりたい人が集まってやるというスタンスです。活動そのものへのモチベーションも大きいのですが、同時にただ”集まる“という要素も大きいんです。
大蔵 鶴見大学には6年間学ぶ歯学部、4年間学ぶ文学部、3年間の歯科衛生科、2年間の保育科と年数も学ぶことも目標も価値観もまったく違う人たちが集まっています。何をやりたいかがわからなければ、そういういろいろな人が集まる課外活動を選ぶというのもいいんじゃないでしょうか。僕が弓道部を選んだのは、別に弓のプロになろうとかそういうことではなくて、こうしたまったく違った人たちと交流できる場がほしかったからです。弓道部にはいろいろな学部学科の人たちがいると聞いて入部しました。鶴見大学にはいろいろな人が集まっているのですが、実際に交流できる場はそう多くはありません。でも、課外活動にはあるんです。
下澤 選ぶ基準はいろいろあると思います。いまやりたいことではなくても、やったらおもしろそうだと思うものを選ぶのもいいですし、いろんな学部学科の人が集まっているところを選ぶのもいいでしょう。さらには、将来に役立ちそうな課外活動を選ぶという方法もあります。保育科に関して言えば、私が入っている児童文化部みつる会をはじめ、子どもと接する際に役立つ課外活動がいくつもあると思います。
笹谷 これから入ろうと思ったら、どうすればいいんでしょうか。
下澤 オリエンテーションで配られた冊子に各部の代表者の連絡先が書いてあると思いますので、連絡してみるといいでしょう。部室に直接行ってみるのも手かもしれません。
元井 部の掛け持ちは可能なんですか? 
渡部 私は最大で四つの部に所属していました。これも部によりけりだとは思いますが、きちんとやり切れるなら基本的には”あり“だと思います。ただ、どれも中途半端な活動になってしまうくらいなら、一つに集中したほうがいいでしょう。

 

 

 

 

 

 笹谷尚弘さん
 (ドキュ1)

 

先輩たちは、新入生を待っている

 
     
     
 

みなさんの学生生活をサポートするので
ぜひ相談してほしい

 

 

 

下澤真奈美さん 
(育2) 

――先輩方から1年生に大学生活へのアドバイスをお願いします。
下澤 友だちと先輩を大事にしてください。困ったときにきっとあなたを助けてくれます。課外活動に参加するとそれが自然にできますから、ぜひどこかに入ってほしいですね。
大蔵 課外活動は大学生活を楽しむ糧となります。勉強だけでは気持ちの面で行き詰まることもあるでしょう。そんなとき課外活動があれば気持ちの切り替えができます。いろいろなことを言い合える仲間がいるだけで、大学生活がまったく違った充実したものになるはずです。
渡部 とにかく楽しんでください。勉強も楽しんで、学生生活も楽しんでください。どうすれば楽しめるかはみなさんが自分で考えて答えを出してください。でも、ヒントを出せる仲間や先輩は周りにたくさんいますし、大学もさまざまなサポートをしてくれますから、どんどん相談してみてください。
――大学には図書館学習アドバイザー、学生なんでもアドバイザー、就職アドバイザー、学生就職サポーター、カウンセラー等がおりますから、何かあったらすぐに相談してください。今日はありがとうございました。

 

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