6月30日〜7月6日まで、スウェーデンのイェーテボリで開催された2008Jr. ワールドオリエンテーリングチャンピオンシップに本学文化財学科2年の宇野夏樹さんが出場した。この大会には世界約30カ国から男女約250名の選手が参加。20歳以下の世界チャンピオンを競うものである。日本代表は男女それぞれ6名。3つの選考レースの中から上位2名ずつが選ばれる。宇野さんはそのうち4月12日に日光で行われたスプリントレースで優勝し、世界大会への出場権を獲得した。
オリエンテーリングは地図とコンパスを使って、山野に設置されたポイントをスタートから指定された順序で通過し、ゴールまでの所要時間を競う野外スポーツで、レクリエーションとして行われるものと違い、走力と地図に対する読図力が要求される。もともとはスウェーデンの軍隊が訓練の一環として始めたといわれ、競技人口もヨーロッパに集中する。
宇野さんがこの競技に触れたのは2歳の頃から。オリエンテーリングの愛好者でもあり、競技にも参加していた両親に手を引かれ、自然の中を走り始めた。その後、幼稚園の年長で試合に出場。小学1年生の時には既に小学生の大会で優勝。また、オリエンテーリング部のある私立武相高校(横浜市港北区)時代はインターハイ2連覇。そのほかにもジュニアチャンピオン大会で数回優勝するなど、輝かしい戦歴をものにしている。
しかし、そんな彼にしても世界の壁は厚い。「われわれなら安全を考えて回避してしまうような崖でも、ヨーロッパの選手は鹿のように下りていってしまいます。また、コースも日本ほど起伏はないのですが、腰まで沈むような沼地があったりするので、そういったところを走るテクニックも学ばなければいけないと思いました」。得意のスプリントでも172人中145位とその結果には、まだ満足できない。来年はユニバーシアードの世界大会を目指す。
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