今年5月の南カリフォルニア大学歯学部との姉妹校提携で本学歯学部の国際交流は4大陸11大学となり、活動も年々活発になっている。今年も各大学から多くの学生が本学を訪れた。歯学部では国際交流委員長、川崎堅三教授のもとに、それぞれの教員が交流の目的や方法も違う各国からの学生の受け入れを担当している。

 
 

 
 

 4月のイースター休暇を利用して訪れたメルボルン大学の一行。本学から訪問した学生がメールで熱心に招き、今回の訪問が実現した。日本滞在期間も1週間から3週間とまちまち。家族の参加も含めて総勢22名は、東京で集合し本学に来学した。「昨年、現地で本学の学生が見せた歯型彫刻をやりたいと希望があったので、半日実習を行い好評を博しました。總持寺を見学したり、居酒屋で歓迎したりしましたが、大勢の本学学生の参加をとても喜んでくれました」と担当の小澤寿子講師。

 4月には、韓国壇国大学校の名誉総長が来学され、特別記念講演が行われた。同大学とは隔年で訪問しあい、本来なら鶴見大学の訪問の年であるが、インフルエンザ禍による万一に備え、本学学生の訪問は同大学をはじめ全て中止となった。「国民性もありますが、韓国側の過剰ともいえる歓迎ぶりに比べると、こちらでももう少し何かしなければと思います。でも、逆に現状の方が学生も居心地がいいかも知れません」と、両大学の学生の親しさを山根明教授は語る。

 
 

 
 

 7月にはロンドン大学からは5人の学生がエレクティブ・スタディ・プログラムの一環として、2週間、本学の研究室で学んだ。「この大学は学生が主体となって、参加してきます。私たちへのコンタクトも学生から直接ですし、学生には課題もあり、本学の研究テーマなども事前に情報収集しています」。永坂哲助教は学生の意識の高さに感心する。

 
 

 
 

 「8月に訪れた南カリフォルニア大学は1・2年生を対象にしたエレクティブ・スタディ・プログラムでした。かつて本学を見学した先生方から、いろいろな研究室の見学ができるということで本学の評判が高いようです」。ハイテクリサーチセンターをはじめ、各科の見学、講義、実習など、学内だけでなく、鶴見区の開業医や企業の訪問、見学も行った。「先生方のご協力にも助けられています」と山根教授。「英語圏では香港大学もエレクティブ・スタディ・プログラムで3人の学生が訪れました」と続ける。

 
 

 
 

 来訪時には必ず、応対やプレゼンテーションに活躍するアスリ・ジャヤワルディナ助教。「学生は本学の研究内容やトピックを調べ、期待して来日し、プログラムに満足して帰ります。そして、再訪を期待しています」。その表情が伝えるように、本学の交流プログラムやゲストハウスなどは海外からの学生の満足を得ている。さらに教職員が組織化され受け入れできるようになれば、国際交流はより活発になるだろう。同時に、国家試験の準備などで忙しい学生ももっと積極的に参加できるようになれば、交流は双方向に広がりを見せる。これからは歯科医として、もっと世界に目を向けてもいい時代である。

 

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