
加速する社会の国際化に対応するため、鶴見大学は学生の海外研修など
国際交流の推進に積極的に取り組んでいる。
本年度からは文学部で長期派遣留学制度がスタート。
現在、英語英米文学科の男女学生3人が、学術交流協定校の
カナダのリジャイナ大学で学んでいる。
この夏、留学先を訪ねた文学部国際交流委員長の田久保浩准教授と、
同委員の宮下治政准教授に現地報告を交えて、
文学部の国際交流の現状と将来展望を伺った。 |
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文学部の国際交流はこれまで、英語英米文学科の学生を中心に、語学力のアップなどを目的とした短期海外研修という形で行われてきた。
また平成19年度からは毎年、学術交流協定校の韓国外国語大学校の学生が本学へ半期ごと留学し、交流を深めている。
しかし、21世紀は国際化の時代であり、その流れはますます加速している。こうした中、国際交流のさらなる推進の一環として今回、新たにスタートしたのが、英語英米文学科の学生を対象にしたカナダ・リジャイナ大学への長期派遣留学制度である。
そのねらいについて、国際交流委員長の田久保准教授は「世界は狭くなる一方。これからの鶴大生には、積極的に外国で学び、国際キャリアをめざして欲しい。そのためには従来の短期海外研修では限界がある。長期の留学制度がぜひ必要だった」と語る。
この留学制度を利用して現在、英語英米文学科3年の鈴木美貴也さん、同2年の池田恭子さん、井上睦美さんの3人がホームステイをしながらリジャイナ大学で学んでいる。 |
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留学支援金などの3つの特徴 |
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本学の留学制度には、大きな特徴が3つある。1つは参加が容易なこと。TOEICやTOEFLの得点を留学条件としないため、どの学生にも広く門戸が開かれている。 2つ目は、経済的負担が軽いこと。本学に学費を納入することにより、留学先の学費相当額が大学より支給され、さらに渡航費の一部補助もある。
そして3つ目は、申し分のない留学環境だ。カナダは治安が良く、教育レベルも非常に高い。自然も豊かで、留学生たちは恵まれた教育環境の中で勉学に専念できる。
リジャイナ大学への留学期間は、3月末〜12月上旬までの約9カ月。この間、ホームステイをしながら、留学生が対象の大学の英語プログラム・コースで、英語関連の授業を集中的に受講する。修了後は、本学の単位として32単位の取得が認められる。 |
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自然豊かなリジャイナ大、
留学生向け英語プログラムが充実 |
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ところで、リジャイナ大とはどのような大学なのか。
同大はカナダ中西部の平原地帯、サスカチュワン州に位置する人口20万の都市リジャイナにある。州立の総合大学で、学生数は約1万2700人。外国人向けの英語プログラムが充実しており、アジアや中近東、アフリカなど外国からの留学生も多い。
キャンパスは豊かな自然に囲まれ、野生のウサギやゴーファーと呼ばれる地リスが顔を出して、愛嬌を振りまく。
こんなリジャイナ大学で、文学部の“長期留学生第1号”の3人の学生は、どんな生活を送っているのだろうか。
この夏、現地を訪ねた田久保准教授によると「“英語漬けの日々”に悪戦苦闘しながらも、みな元気で、留学生活を謳歌している」ようだ。
「大学の英語プログラムは5段階あり、ランクが上がるごとに難しくなる。しかし、3人とも猛勉強で着実にランクを上げ、最上級のランクまでもう一歩の人も。ホームステイにも慣れ、現地の生活にすっかり溶け込んでいる。人間的にも大きくなったようで、頼もしく感じました」。 |
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今回のリジャイナ大学に続き、文学部では2年後をメドに長期留学制度をさらに拡充していく予定だ。そのため、オーストラリアの大学と留学交渉を開始するなど、着々と準備を進めている。 |
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「英語研修」と「文化研修」、
1年置きに短期の海外研修も実施 |
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文学部にはこのほか、夏休みなどを利用した短期の海外研修制度もある。2年に一回、交互に実施している「海外英語研修」と「海外文化研修」がそれだ。こちらは文学部の全学生が対象で、毎回参加者も多く、人気が高い。
国際交流委員の宮下准教授によると、短期海外研修は次のようなプログラムで実施されている。
【海外英語研修】
夏休みを利用し、3〜4週間かけてアメリカの大学の付属英語学校で、実践的な英語力を身につける。今年は8月下旬から3週間、カリフォルニア州のドミニカン大学で実施。英語の授業の一環として行われるため、4単位を取得できる。

【海外文化研修】
夏休み後半の9月にイギリスで実施。2週間のツアーで、最初の1週間は豊かな歴史を持つウスター州でホームステイをしながら、古き良きイギリスの生活を体験。その後、湖水地方やロンドンなどイギリス各地を巡り、現地の暮らし、歴史や文化を体験を通して学ぶ。参加者は2単位を取得できる。1年置きのため、次回は来夏に実施予定。

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カナダからの便り
リジャイナ大で学ぶ3人の留学生から近況報告が届きました
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★鈴木美貴也さん(写真左)
英語漬けの毎日なので、英会話力が見違えるほどアップし、ヴォキャブラリーも増えました。他国の留学生とも友達になり、カナダだけでなく、色々な国の文化を学んでいます。
カナダの生活や文化に肌でふれ、日本という国を国内にいた時とは違う視点から見られるようになりました。これも大きな収穫です。
英語を勉強するには最高の環境。皆さんもカナダへ来てみませんか。
★池田恭子さん(写真右)
「帰国するまでは日本語を話さない」決心で、頑張っています。大学の友達、先生との会話やホームステイの生活がとても楽しく、充実した毎日です。カナダ留学を決めるまでは、たくさん悩みましたが、やはり来て良かったと思います。
★井上睦美さん(写真中央)
カナダに来て、英語だけでなく多くのことを学んでいます。
大学の授業で一番大変なのは、英語でのプレゼンテーション。各自の決めたテーマについて調査し、みんなの前で発表します。内容や構成、英語の発音など、すべてが成績に反映するので、プレゼンの前は準備に四苦八苦。でも苦労の分だけ、確実に英語力がアップします。
学ぶだけでなく、地元の小学校で日本語や折り紙などを教えるなど、留学生活を楽しんでいます。

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