鶴見大学は課外活動が大変に盛んです。
本学には現在、70近い公認団体(クラブ・サークル)があり、
多くの学生が学業との両立を図りながら、部活動をエンジョイしています。
学生生活に彩りを添え、実り豊かなものにする上で欠かせないクラブ・サークル活動。
今回は課外活動公認団体連合会の会長・副会長とクラブ代表の皆さん、
それに全学学生委員長の山根明先生(歯学部教授)が、
個力が集う本学の課外活動の魅力と意義について語り合いました。

     
 

─初めに皆さんが所属するクラブの紹介を。課外活動公認団体連合会(以下、連合会)の会長をつとめ、合唱部でも活躍されている齊藤さんからお願いできますか。
齊藤 合唱部には現在、15人ほど男女部員がいます。主な活動は、大学祭(紫雲祭)やボランティアで行っている病院での発表会など。1〜4年生までが和気あいあい、仲良く活動しています。

 
     
 

人間関係が広がり、就活にも有利


─部活をやって良かった点は、どんなところですか。
齊藤 合唱部には、学部・学科や学年が異なる部員が集まっています。そのため、交流の輪が広がり、とても良かったと思っています。
 それと入学したばかりで、右も左も分からない頃に、部の先輩から大学のことや学生生活について、いろいろと教えてもらいました。その点でも、大いに助かりました。
植松 空手道部の植松です。連合会の副会長(体連代表)もつとめ、会長を補佐しています。
 空手道部は火、木、土曜の週3日が練習日で、しっかり稽古に励んでいます。
 部員は13人ですが、うち8人が女子。しかも、彼女たちが滅法強く、他校の空手部から「鶴見の女子は怖い」と恐れられています(笑)。現に今年、鶴見大で催された秋季医科歯科大空手道大会では、うちの女子団体が見事、組み手の部で優勝。男子は惜しくも2位でした。
 部活をやって一番良かったと思うのは、主将をつとめたり、主管校として大会運営に奔走したお陰で、積極性やリーダーシップが身に付いた点です。それが就職活動で役立ち、面接でも堂々と話ができました。4年間の部活経験は、僕の大事な財産です。
猪平 私の所属サークルは図書館研究会です。春休みや夏休みに実施する国立国会図書館や国際子ども図書館などの図書館見学と紫雲祭での発表会。このふたつを中心に、28人の部員が活動を続けています。
 国立国会図書館などは、個人ではなかなか見学できません。でも、サークルに入ったお陰で、みんなで見学ができ、とても勉強になっています。
熊谷 私は管弦楽団に所属し、バイオリンを弾いています。女子ばかり9人の部員は全員が1・2年生。上級生がいないので、2年の私が部長をつとめています。
 1年生の頃は、まだ先輩がたくさんいて、授業の取り方などを教えてもらいました。不要になった教科書を譲ってくれたり、先輩には本当にお世話になりました。
 大学の部活は、中・高校時代と違い、学生が自主的に運営します。練習のスケジュールを決めるのも、問題が起きた時に解決法を考えるのも、すべて自分たち。部活のお陰で、自主性が養われ、自分が成長したような気がします。
六角 剣道部の六角です。月、水、金曜の週3日、空手道部と同じ道場で練習しています。
 部員は現在17人。昨年までは女子部員の方が多かったのに、今年は男子部員が一気に増え、男性上位の部に様変わりしました(笑)。
 ただ女子はつわものぞろいで、医科歯科系大の大会で個人戦3位、団体戦2位などの実績があります。
 自分が剣道部に入って一番良かったと思うのは、激しい稽古で心身が鍛えられ、少々の困難には負けない忍耐力が身に付いたことです。
 それとわが部はOBの紹介で、定期的に東京芸術大学へ出稽古に通っています。ここには仕事も年齢も異なる社会人の方が大勢来ていて、稽古をつけて下さいます。こうした人生経験豊かな皆さんとの触れ合いも鶴見大の剣道部の大きな魅力の一つです。
福永 軽音楽フォークギター部の福永です。わが部はかなり大所帯で、部員は60人ほど。年に4回開くライブコンサートがメインの活動で、ふだんは部員がめいめいライブに向けて、練習に励んでいます。
 部活のいいところは、やはり学部や学科の枠を超えて、人との繋がりができることではないでしょうか。僕も部活を通し、多くの仲間を得ました。

─最後はバドミントン部ですね。クラブ紹介をどうぞ。
安田 僕が入っているのは歯学部のバドミントン部で、週3日、月、水、金曜に練習をしています。部員は11人ですが、初心者が多いので、大会での成績は今一つ。もっと腕を上げようと、みんなで頑張っています。
 部活をやって良かった点は、先輩から勉強などを教えてもらえること。特に歯学部は勉強が大変なので、とても助かっています。

─部活で苦労していることはありませんか。授業との両立など大変な問題もあるかと思うのですが…。
熊谷 苦労はたくさんあります。特に私は2年生で部長になったので、もう大変。部の運営や部員とのコミュニケーションをどう取るかなど、苦労が絶えません。
 それと今、一番の悩みは時間が足りないこと。部活のほかに、学生の本分の勉強があるし、バイトや遊びもしたい。毎日時間のやりくりが大変で、「もっと時間が欲しい!」と叫びたいくらいです(笑)。
六角 自分は部活と授業は別物と割り切っているので、両立で悩むことはありません。剣道部の場合、試験期間中は部活は完全休みというのが鉄則。従って、少なくともこの間は、みな勉強に集中します。

 
     
 

連合会は各クラブと大学のパイプ役


─ところで、学生の自主組織である課外活動公認団体連合会が設立されて、丸5年になります。活動は順調ですか。
齊藤 鶴見大の課外活動公認団体(クラブ・サークル)を統括し、課外活動の円滑化と発展・向上を図る目的で発足したのが、連合会です。各団体の意見や要望を取りまとめて、大学に伝え、問題解決のお手伝いをする。それが主な仕事です。
植松 各団体と大学のパイプ役です。課外活動について話し合うため、月1回、団体の代表者による団体会議を開いています。ほかに新入生歓迎オリエンテーションの開催や紫雲祭への協力なども行っています。
齊藤 ただ、まだ連合会の認知度が低いのか、十分に機能しているとは言い難いのが現状です。もっとPRの必要があるのかも知れません。
植松 それと役員が欠員状態で、人手も足りない。この現状を何とか打開しないと、と考えています。

─連合会として、大学への要望はありませんか。
齊藤 やはり一番は施設面の充実ですね。特に、部室・練習場所の拡充です。ぜひ検討していただきたいと思います。

 
     
 

大学も全面的にバックアップ


─では、全学学生委員長の山根先生に伺います。大学としては、課外活動をどのようにバックアップしていくお考えですか。
山根 クラブ・サークル活動は、学生生活を充実させ、実り多いものにする上で欠かすことができません。
 歯科系大の体育大会で、総合成績が上位の大学の多くが国家試験の合格率も高いとの興味深いデータもあり、本学としても、できる限り課外活動をバックアップしていきたいと考えています。
 具体的な奨励策としては、大学や父母会から各公認団体への補助金交付のほか、課外活動で優秀な成績を収めた学生にも、同窓会奨学金が支給されています。また、大学のホームページや広報紙キャンパスナウなどに掲載して、積極的にPR活動も行っています。

─「施設の充実を」との声もありますが、その点はいかがですか。
山根 今年は師岡グラウンドの土を入れ替え、使いやすいグラウンドに整備し直しました。予算に限りがあるため、すべての要望には応えられませんが、今後も施設整備には精一杯取り組むつもりです。
 それと話は違いますが、円滑な課外活動を阻害する要因として、試験期日の問題があります。文学部と短期大学部は、試験が夏休み前なのに、歯学部は夏休み後です。このズレのせいで、全部員が一緒の課外活動がしにくい、との声をよく聞くので、この点についても今後、検討していく予定です。

 
     
 

課外活動で実り多い学生生活を


─クラブ・サークルに入っていない学生もいます。最後に、そんな在学生やこれから入学して来る後輩に向けて、クラブ活動の魅力を一言ずつお願いします。
齊藤 毎日、授業とバイトだけでは味けない。せっかくの大学生活、部活で大いにエンジョイしましょう!
猪平 サークルに入ると、素晴らしい友達がたくさんできます。よりよい学生生活のためにも、ぜひ参加を。
熊谷 部活には授業では得られない新たな出会いや発見があり、世界が広がります。部活は本当に素晴らしいですよ。
福永 部活の魅力は、自主性が磨かれ、自分が大きく成長できること。今からでも遅くないので、一緒に部活を楽しみましょう。
安田 部活はとにかく楽しい。社会で活躍する先輩の話も直に聞けたりするので、勉強になります。
植松 学部や年齢が異なり、多様な学生が集う部活はミニ社会≠フようなもの。大学内で人生勉強ができ、生涯の友にも出会えるかも。就活にも絶対有利だし、ぜひ入部を。
六角 部活、それも特に体育会系の部活で頑張っている仲間は、みな光輝いている。大学で部活を経験しないなんて、それこそ大損ですよ。

─山根先生からも一言お願いします。
山根 私も学生時代は陸上部で、ハードな練習に打ち込みました。その時に得られた思い出と人間関係は、一生の宝物です。ぜひ多くの学生がクラブ活動に参加して、実り多い学生生活を送って欲しいと思います。

 
 

座談会出席者(写真左から) 六角 祥さん(歯3)、熊谷 暢さん(日2)、猪平桂子さん(日3)、齊藤弘美さん(日4)、山根 明先生(全学学生委員長)、植松 滋さん(日4)、福永 仁さん(日3)、安田佳彦さん(歯4)

 

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